円高・円安とは?

円高とは言葉の通り「円の価値が高い」ということです。

例えば、昨日は1ドル=100円で交換できたのに対して、今日は1ドル=80円で交換できるということです。つまり、円の価値が高いので安くドルが買えます。

円安だと上記とは反対になります。

円高とは?

 

2017年は円高?円安?

ここ最近で見たドル円のチャートです。2012年に1ドル=80円が、2017年に1ドル=110円になりました。

円安になったわけですね。5年で30円円安ですので、30%近く円の価値が低下したわけです。

円安で資産が下落する

 

 

つまり、円で貯金しているあなたの資産は世界的に見て30%目減りしたんです!

嫌ですよね?

円高の時

・外国製品が安い!

・海外旅行が安い!

・石油が安い!

とよく報道されていたのは円の価値が高くなっていたからです。

日本人お金持ちだったんですね!

それはつまり、日本という国が優れていたからです!

これから円高になるのか、円安になるのかFXを学んで自分で考えましょう!!

変動為替相場制とは?

現在お金の価値を表す「為替レート」は常に変動する変動為替相場制です。コレを利用することで損益を出します。

もし為替レートが常に一定の固定為替相場制ならばFXというのは成立しないのです。変動為替相場制だからこそ日本円の価値が変動して円高・円安という現象が起きるのです。

大体の国の通貨は変動為替相場制ですが、中国の通貨である「元」は違います。

中国経済は共産党が経済運営を担っていて、国が通貨を管理して、元安、元高を管理している「管理変動相場制」です。

 

なぜ円安になるか?

現在の日本の政策や各国の情勢も含めて説明したいと思います。

現在のドル/円は米国の新しい大統領ドナルド・トランプ氏などの外国に影響を受けてのドル高・円安です。

理由はトランプ氏が公言している所得税と法人税の減税です。

所得税は現在の7段階の累進税率の最高税率を現在の39.6%から33%に引き下げ、法人税の減税を35%から15%に引き下げるそうです。

さらにトランプ氏は公共事業投資による雇用の創出で公共事業に関係する会社の業績を向上させ、経済へのプラス効果を狙っているのだと思います。

これは日本の円にも影響を与えると思われます。減税されたということは確実に以前よりは出費は減るので海外で工場を作って製品を作って売ろうと考える人もいると考えられます。

海外に行くということは円を売って他の通貨を買うことになるので、円の価値は下がります。

なので、この政策を発表した後から、円安になりました。