テクニカル分析で必須な指標は多くの種類があります。 その中でも今回はトレンド分析に役立つ指標をわかりやすくまとめました。
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移動平均線
FXや株式投資をしようとしている方は大多数の方が知っている分析方法だと思います。 一定期間の終値平均を結んだグラフになります。 移動平均線によって視覚的にトレンドを見やすくできます。 一定期間は、5日、25日、75日、200日などがあります。 5日の短期移動平均線を使ったら5日前からの終値の平均をグラフ化します。
移動平均線の中にも様々な種類があります。 単純移動平均線(SMA)・・・特定の期間の終値の平均を結んだグラフ 荷重移動平均線(WMA)・・・現時点の価格を重視したグラフ 指数平滑移動平均線(EMA)・・・指数関数的に重点を減らしていくグラフ
使い方
ゴールデンクロス
短期の移動平均線と長期の移動平均線の2つを使ったエントリーポイントの見つけ方です。短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜けたときに買いサインとして使われています。 なぜ買いサインかというと、短期線が長期線を下から上に突き抜けるということは直近の相場が長期的にみると価格が上がっている状態と読み取れます。
デッドクロス
デッドクロスはゴールデンクロスの反対で短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に突き抜けたときに売りサインになります。
ボリンジャーバンド
移動平均線を7本使うボリンジャーバンドの間で統計学的には価格が変動するというものになります。
ボリンジャーバンドには上から +3σ+2σ+1σ -1σ-2σ-3σ という線が上下に3本ずつあります。この範囲の中で価格が動く確率があるというものです。 +1σと-1σこの間で変動する確率が約68% +2σと-2σの間で変動する確率が約95% +3σと-3σの間で変動する確率は約99%という統計になります。 ボリンジャーバンドの特徴でスクイーズとエクスパンションという現象があります。 上記の画像でボリンジャーバンドが収束しているところは価格の変動が小さいであろう「スクイーズ」 反対にボリンジャーバンドが拡大しているところは価格の変動が大きいと考えられる「エクスパンション」です。
MACD
移動平均線の進化版と思ってください。
棒グラフをMACD、線をシグナルといいます。 MACDは、2つの違う期間のEMA(指数平滑移動平均線)の乖離を表します。 簡単にすると2つのEMAの差がどのくらいあるかを表しているということです。 上下にMACDが行けば行くほど2つのEMAの差が大きく、真ん中の「ゼロライン」に 近ければ近いほど差がないということです。 シグナルの方は、MACDの移動平均線です。
使い方
ゼロラインとMACD
MACDは指数平滑移動平均の2つの差を表しているということは、ゼロラインを上下のどちらかに超えるということは ゴールデンクロスかデッドクロスが起きているということになります。 下から上にMACDの棒グラフが動けばゴールデンクロスなので、買いのサイン、反対に上から下に行けばデッドクロスなので、売りサインとなります。
MACDとシグナル線
MACDとシグナル線が交差するところも買いサインと売りサインが判断できます。 MACDがシグナル線を上から下に突き抜けたところでは、売りのサイン MACDがシグナル線を下から上に突き抜けたところは、買いのサインです
トレンド分析指標の種類まとめ
・移動平均線 ・ボリンジャーバンド ・MACD ・一目均衡表 ・フィボナッチ ・エンベロープ 後々記事にしていきたいと思います!