はじめに

スプレッドシート作業を早く終わらせる操作（ショートカット）を説明します。

まず前提として、スプレッドシート操作はマウス・タッチパッドを極力使わずに作業をします。

セルの移動はもちろん、シートの移動やセル移動のをすべてキーボード操作でショートカットします。

 

※Macでの操作を前提として説明します。

※キーボード操作の説明の「＋」は同時にキーを押す、「→」は順番にキーを押すことを意味しています。

 

初級

セル移動

正直、スプレッドシート作業を早くするにはセル移動が一番重要だと私は思っています。

たとえ多くの関数を覚えていたり、ショートカットキーを覚えていたりしてもセル移動が遅ければ元も子もありません。

そのため、スプレッドシート作業を時短させたいのならば、セル移動を練習しましょう。

 

セルの移動は矢印キー（←↓↑→）とcommandキーを主に使用します。

TabキーやEnterキーを使って移動することもあります。

 

矢印キーを押すときの手の置き方は、人差し指・中指・薬指の3本を使います。

人差し指を←、中指を↓↑、薬指を→に置きます。

 

はじめは慣れないかもしれませんが、間違ってキーを押すことがなくなるのでこれを徹底してください。

 

command＋矢印キーで連続であるデータの最初（最後）に移動（ワープ）します。

commandキーは小指か薬指で押しましょう。そうすれば人差し指で他のキーを押すことができます。

 

操作を戻す

「command＋Z」で操作を戻すことができます。

 

右・下方向にコピー

「command＋C」、「command＋V」は皆さんご存知だと思いますが、「command＋R」、「command＋D」は知っていますか？

「R」はRight、「D」はDownの略で右・下にコピーすることができます。

 

補足として、左・上方向にコピーするショートカットがありますが、右・下方向のように簡単なショートカットではありません。

 

理由としては、そもそもスプレッドシートは右・下方向にデータを入力するものであるからです。

 

ですので、左・上にコピーをする状態はあまりよくない作業をしているということです。

 

セル編集

セルをダブルクリックしなくても「F2」を押せばセルの編集モードにすることができます。（パソコンによっては「Fn＋F2」）

 

Esc

Escキーは万能です。

困ったことがあればほとんどがEscキーで対応できます。

 

例えば、セルへの入力をキャンセルしたい場合はEscキー。

ダイアログが表示されたらEscキー。

コピーなどの選択状態を解除したいならEscキー。

 

困ったことがあればEscキーで覚えましょう。

 

中級

行・列挿入

「control＋option＋I→R,B,C,O」で挿入できます。

「R」が上、「B」が下、「C」が左、「O」が右に挿入となります。

 

シート移動

「opption＋矢印キー」でシート間を移動できます。

「↓」で右のシート、「↑」で左のシートに移動できます。

 

シートの挿入

「Shift＋F11」が新しいシートの挿入になります。

 

値貼り付け、書式貼り付け

「command＋Shift＋V」で値貼り付け、

「command＋option＋V」で書式貼り付けができます。

 

現在の日付を入力

「command＋；」で現在の日付を入力できます。

 

関数の書き方

関数名をすべて記入しなくても関数を入力することができます。

 

例えばvlookup関数を使用するとします。

「=vlookup(＊＊＊＊＊)」と記入しなくても「=vl」と入力しTabキーを押せばvlookupと表示されます。

 

他に、絶対参照や相対参照を行いたいときにわざわざ「&」を入力しなくても「F4」を押せば絶対参照・相対参照に切り替えることができます。

 

上級

枠線を削除

「Shfit＋option＋6」でセルの枠線を削除してくれます。

 

枠線を引く

「Shfit＋option＋7」でセルに枠線を引く。

 

その他

保存しなくていい

「command＋S」を押さなくていい。

 

こちらはショートカットではありませんが、スプレッドシートではいちいち保存をしなくても、自動で保存してくれます。

 

ショートカットを表示

「command＋/」でキーボードショートカットの一覧を表示することができます。

 

最後に

一度にすべて覚えなくても大丈夫なので、少しずつスプレッドシート作業を早くしましょう。